コロナ禍の中、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
連日の報道の中で緊急事態宣言が延長され3月7日までの見通しがもしかしたら早期の解除もあるかもしれないとですね。
しかしながら時期尚早で元の木阿弥にならぬようにして欲しいと願うばかりです。
さて、そんな中コロナ禍により、全国的に日本酒蔵で酒が余っていると聞く。
飲食店で売るはずだった 日本酒の在庫がたまり、R2BY(令和2年度醸造)分はどの蔵も製造量を抑える向きだそうです。
北新地「天麩羅とお蕎麦 三輪」も日本酒の酒蔵を応援したい!
奥丹波 醸造元 山名酒造へ行った思い出とともにお酒をご紹介したいと思います。
私が山名酒造のお酒が好きなのは
地に足ついたしっかりとした土台があって
浮ついた見せかけだけの爽やかな酸味
ではなく酒質に練り込まれたうねる様に押し上がる酸がこれまた心地よいのです。
そう最近の浮ついた酒では無い
飲み疲れしない
盃を交わせば交わすほど良さの際立つお酒🍶そう思います。
昨年2020年10月 酒造りが本格的になる前にお伺いさせていただきました。
本日は快晴なり
大阪・北新地からスタート 堂島アバンザから車にて休憩をしっかり挟んで約2時間弱
兵庫県丹波市市島町上田へ到着
擬似米を天日干ししており蔵元らしい光景
ナビだと裏門へ案内されました。
表門はこちら
当日ご丁寧に案内していただけた細見部長
お忙しい中ありがたいことです!
さて、キャップもかぶりいざ
その前に靴の上にも
目にまず飛び込んできた初めてみた機械!?
なんだこれと思ったら
実は洗濯機だそう
もろみの袋を洗うのだそうです。
絞りは槽絞り
大変ながらも槽絞りの良さがある
奥丹波の味わいも槽絞りならではなのではないかななんて思っている次第。
地に足ついた落ち着いた風味はここからも生まれているのではないかなと思う次第
和釜の甑の蒸し器ですね大きい
洗米機はやはりウッドソン
ここのメーカーを使うところが多いようですが、逆にここしかないのでしょうか?
また時間があれば調べてみよう
青木杜氏がいらっしゃいました。
日本三大杜氏 丹波・越後・南部その丹波の筆頭「青木卓夫」氏
また、お会いできました。
初めて私が青木杜氏にお会いしたのはかれこれ18年か19年前でしょうか?
初めて北新地に勤め始めた料亭「うかむ瀬」こちらのお酒の管理をさせていただけるようになり
お酒の仕入れもさせていただけるようになった頃
お酒をディスプレイする蔵があり
丹波・西山酒造さんの小鼓「天楽」と「陳寿」がありました。
ティスティングさせていただく機会があり
「ありゃー」「なんじゃこれャー‼️」と
どどーんと稲妻が落ちたのを今でも鮮明に覚えております。
こんなお酒を作るところを見てみたい!
そんな思いが日に日に募り
初めて酒蔵を見学させていただいたのが
丹波・西山酒造様でした。
その時、青い剣道着を着込んだ青木杜氏が入り口で仁王立ちでお待ちいただいており
色々、何もわからん小僧に丁寧にお話しいただいたこと嬉しく覚えておりました。
そんなお話も青木杜氏にさせていただき
もちろん私のことは忘れておられて当然ですが
「うかむ瀬」の鈴木女将のことは覚えていただいていたようでそんなお話させていただきました。
麹室もこだわりを持って設計されております。
設備は投資できれば際限なくあるのでしょうが
今ある設備で最高のものを作りたいと青木杜氏は仰っておっられました。
珠玉の逸品
まさに珠玉
2021年2月に山名酒造の山名相談役がご来店くださいました。
山名相談役とは昨年の三輪明神の注連縄つくりでご一緒させていただき色々お話させていただき
当店のお料理と奥丹波の相性を確認していただきました。
緊急事態宣言が発出してたので時短営業中でしたので
ゆっくりとしたディナー タイムでしたので
色々なお話をしていただき
これからの外食業界や酒造業界の発展をともに描いて行ければと切に願うばかりでございます。