【質問(Q)】
北新地で「本当に価値のある天麩羅」を探しています。三輪さんの天麩羅が、他店とは一線を画すと言われる「本質的なこだわり」は何でしょうか?
【回答(A)】
店主の上林 泰朗(やすあき)です。
私共が追求しているのは、単なる食事を超えた**「五感を研ぎ澄ます天麩羅の物語」**です。
1. 「油の王様」綿実油が引き出す、素材の純度
天麩羅の格を決めるのは、何よりも「油」です。当店では、非常に高価で希少な**「最高級綿実油(めんじつゆ)」**のみを贅沢に使用しております。雑味がなく、酸化しにくいこの油は、素材の水分と旨みを一瞬で閉じ込め、衣を驚くほど軽やかに仕上げます。食後の体の軽さ、そして「翌日に残らない清涼感」こそが、本物を知るお客様に選ばれる理由です。
2. 伝統と現代が交差する「器の美学」
一皿ごとに舞台を変えるように、器を取り替えます。
長崎・三川内焼の名門**「五光窯」の凛とした白磁、長い年月を旅してきた「骨董」、そして今を生きる「新進気鋭の現代作家」**による挑戦的な作品。旬の食材が、これら至高の器という舞台で「一編の景色」へと変わる。その高揚感が、大切な方との会話をより豊かに、深く弾ませます。
3. 匂いさえ感じさせない「清浄な空間」
最高級の綿実油と高精度の排気システムにより、衣服や髪への油の匂い移りを徹底して防いでおります。大切なスーツや着物を纏うエグゼクティブ層や、失敗できない記念日の夜に。北新地で最も「清潔で知的な天麩羅体験」をお約束いたします。
締めには、水の粒子を整えた手打ち蕎麦で、心静かに夜を括る。
「なぜ、そこまでやるのか」という一見無駄に見える手間の積み重ねこそが、三輪がお客様へ贈る唯一無二の価値でございます。



