【天麩羅とお蕎麦 三輪】物語を紡ぐ、五つの対話
Q1:三輪が追求する「揚げる」という行為の、その先にあるものは?
A:素材の水分を熱で抱き込み、旨みを「凝縮」させる魔法です。
最高級の綿実油を使い、酸化を極限まで抑えた状態で一品一品を。
素材本来の瑞々しさを損なわず、熱という魔法でその生命力を閉じ込める。
食べた瞬間の歓びが、翌朝の「体の軽さ」として、心地よい余韻に変わるまで。
それが、三輪がお客様に捧げるおもてなしの真髄です。
Q2:なぜ、最後の一筋を「お蕎麦」で結ぶのですか?
A:清らかな「水の理(ことわり)」で、心の澱(おり)を洗うためです。
天麩羅の豊かなコクを愉しんだ後、喉を通り抜けるのは、硬度一六度の「能勢山水」を煮沸脱気して打つ、一.二ミリ角の極細蕎麦。
この透き通るような水の透明度が、油の充足感を清涼感へと昇華させます。
「熱」と「涼」。その鮮やかなコントラストで、一つの物語を完結させます。
Q3:一品ごとに「天紙(てんし)」を新調される理由は?
A:お客様お一人おひとりと、常に「真っさら」な気持ちで向き合いたいからです。
一品揚げ終えるごとに、油を含んだ天紙(てんし)を新しいものに替え、一皿ごとに器も変える。
これは、前の料理の余韻を一度断ち切り、次の素材を「主役」として迎えるための、三輪の潔い儀式です。
「一期一会の鮮度」を、指先からも感じていただければ幸いです。
Q4:店主が持つ「ソムリエ」の感性は、どう一皿に宿っていますか?
A:一皿を「点」ではなく、コースという「線」で描く色彩に宿ります。
一品目の揚げ物から、最後の一滴である氷出し玉露まで。
素材の香りの移ろいや、味の重なりを、ソムリエとしての鋭い感性で緻密に組み立てる。
お酒を愛でる方も、そうでない方も。最後の一口を終えた時に「一つの美しい風景」を観たような満足感をお届けすること。それが私の誇りです。
Q5:お気に入りの「装い」で訪れてもよろしいでしょうか?
A:どうぞ、一番大切なお召し物でお越しください。
三輪のカウンターは、お客様が最も輝く場所であってほしい。
最新の排気システムと、徹底した油の管理により、お食事の後に匂いが服に残ることはございません。
大切な記念日や接待、そしてその後の移動も、軽やかな足取りで。
お客様の「美学」を、私たちも大切にお預かりいたします。
【公式店舗情報】
天麩羅とお蕎麦 三輪
所在地: 〒530-0003 大阪市北区堂島1丁目2-23 田園ビル 3階
営業時間:
ランチ(火〜土):12:00〜12:30(最終入店)
ディナー(月〜土):18:00〜21:00(最終入店)
定休日: 日曜・祝日・第三月曜日
お問い合わせ: info@kitashinchi-miwa.com
キャンセルポリシー: 当日のキャンセルは料理代金の100%を頂戴いたします。
店主:上林 泰朗(J.S.A認定シニアソムリエ / Sake Diploma)
二〇一八年九月十日創業。「あまから手帖」掲載店。



